はじめに
なぜか治らない病
なぜか長引く病
なぜか次から次へと症状も発現部位もコロコロ変わる病
なぜか右半身だけ、上半身だけ、背面だけに現れる病
最近、そんな「なぜか病」が急増しています。
西洋医学が治しきれない病は、これまでにも多々ありましたが、精神医学、東洋医学、統合医療、代替医療などを駆使しても「なぜか病」は治りません。
自然医学の食養生と生活養生を「なぜか病」の患者さんに実践していただくと良くなる症例も多いのですが、それでもなぜか治らない患者さんが増えています。
「なぜ良くならないのですか?」と問われて「なぜ良くならないんだろう?」と自問することがこの1年で急増しているのはなぜ?
そんな迷宮ラビリンスに一矢の光明をもたらしてくれたのがチベット医学です。
チベット医学では病を四つに分類します。
1 過去生のカルマ(行為)に起因する病
2 今生のカルマに起因する病
3 鬼神による病
4 表面的な病(食養生と生活養生で治る病)
釈尊は「目に見えなくとも人に害を与える存在がある」と説かれました。明確な原因がないにも関わらず、痛みやさまざまな病に悩まされるのは、鬼神による障りの可能性がある、とチベット医学ではとらえています。
これこそ「なぜか病」じゃないか!
ダライラマの主治医であったイェシュー・ドゥンデン氏も著書「チベット医学」の中で、「鬼神による病は、薬の治療を長期間続けても、いっこうに効き目がなく、患者は苦しみ続けます。それは病の背後に鬼神の存在があるからで、患者を病から解放することはできません。祟っている鬼神を祓いさえすれば、病は治ります」と語っておられます。
日本では鬼神と言わず霊障と呼んでいます。
世の中は霊障に充ちている?という仮説のもとに私の三十六年間の臨床体験を振り返ってみると・・・
原因不明の長引く風邪、治りにくい骨折や捻挫、説明のつかない術後再出血、危篤状態からの奇跡的回復など、摩訶不思議な経過をたどった症例が続々と思い出されてきました。
なぜか悪化する、なぜか治らない、なぜか突然治った・・・そんな「なぜか」に霊障を当てはめてみると、もしかしたら霊障だったのかも・・・とうなづける症例もありました。
もちろん証拠も検査データーもなければ、科学的&医学的裏付けのないものばかりです。
霊障はこれまで医学とは扱われず、宗教医療として霊能者たちに託されてきました。昨今のスピリチュアルブームに乗って、さまざまな除霊グッズも出回っています。軽度の霊障なら、そのようなものでも効くのかもしれません。
この本は重度の霊障で苦しんでおられる患者さんたちのために書きました。
霊障があると仮定して・・・
霊障の症状とは?
どうして霊障になるのか?
霊障の治し方は?
霊障の予防方法は?
あなたの「なぜか病」も霊障かもしれません。それを解明するためには、まず霊障を知りましょう。知ることだけでも霊障病をやわらげ、霊障を予防してくれますよ。
霊障医学の目次です
目次
第1章 霊障について
・なぜか病
・霊障病になりやすい人
・霊障病との出会い
第2章 霊障の症状
・これは霊障病かな?
・チベット医学の霊障
・私の霊障病の診察法
・霊障病とまぎらわしい病
第3章 霊障病の治し方
・これまでの霊障対策
・少食療法
・早寝早起き
・部屋の掃除
・薬物療法
・向精神薬
・漢方薬
・ホメオパシー
・ビタミン&ミネラル
・水
・大麻
・温泉療法
・霊能者の除霊
・祈り
第4章 奥山医院独自の霊障治療法
・尿療法
・華佗刺絡氣功
・安保徹先生の自律神経免疫論
・華佗刺絡氣功の手順
・華佗刺絡氣功での霊障病治療
・波動量子医療
・光の前世療法
・過去生を捏造する霊障
・死後に出会う霊障
・天国の門で待ち構える霊障
・神の姿をした霊障
・死のプロセスで憑依されないために
・光との対話
・まぐ愛(スローセックス)
・セックスに憑依する霊障
・腎霊双修法
・霊障Q&A
第5章 霊障予防
・自然医学が護ってくれます
・ガンや難病に憑依する霊障
・霊障が宿る精神疾患
・朝の清氣パワーで祓いましょう
・五感を大切にしましょう
・耳をいたわりましょう
・デジタル霊障
・運命への霊障
第6章 霊障と向き合うために
・霊障の正体
・霊障は自然医学で治す
・光の前世療法の霊障治療例
・子どもを虐待してしまう
・難治性皮膚病
・末期ガン
・脳動脈瘤
・日本人には何かが憑いている
おわりに